風水は科学なのか?中国本土で論争

占い情報発信blog : 大久保占い日記

こないだの「ディズニーランドに風水が」の記事に続き、また外電が風水ネタを配信しています。

科学か迷信か、中国で風水が議論の的に
 中国の研究者の間で風水に関する議論が巻き起こっている。風水学は科学なのか迷信なのか、という問題。南京大学が風水に関する講座を開設したことがきっかけとなった。新華社通信が英語版ウェブサイトで伝えた。
 風水とは、人間、建物、自然のあいだで調和を達成することにより、エネルギーの流れを最大化する方法。たとえば、ビルをどこに建設するか、部屋のどこに家具を配置するかといったことを決める際に使われる。
 香港や台湾、華僑の間では極めて真剣にとらえられている一方、中国本土では、1949年に共産党が政権をとって以降、迷信の烙印を押されてきた。
 近年になって中国でも再評価されるようになったが、南京大学の付属研究所が新たに開設した風水学の講座については、一部の学者らが閉講を求めているという。
 清華大学の教授は、「風水は科学ではない。一握りの占い師の懐を潤すだけだ」と指摘。一方、匿名の風水師は、南京での不動産プロジェクトの少なくとも7割で、建設を開始する前に風水師による鑑定が行われた、と述べている。
 新華社は、「ますます多くの人や組織が、自宅の装飾方法からオフィスを借りる場所まで、風水師に対してさまざまな助言を求めるようになっている」とし、香港ディズニーランドの建設前には、設計者が風水師に相談した、と伝えている。
 南京大学の風水学講座の関係者は、逆風が吹いているものの、講座は続けられる、と語った(北京 15日 ロイター)。

 一方、合理性の本家本元・アメリカではどんどん風水が広まっているようで、「アメリカ風水研究所」のラリー・サング所長が来日し、風水の講座を開かれたそうです(メディア工房さんがいっちょかんでいるようですね)。
 高雄(台湾)から○○の先生がやってきた、といった感じのレアな情報も、ネットのお陰か私の耳まで入ってくるようになりました。日本占術界は張耀文さんが来日して以来の「黒船事件」に直面しているわけですが、術者の側も、コンテンツを作る側も、利用者の側にも、ドラスティックな変革が興るような気がしてなりません。



2005年09月18日

書いた人 田中 :

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9月9日から11日にかけて林秀靜先生と交流のあるアメリカ風水研究所から所長のラリー・サング師とインストラクターの清水昭子さんが来日して、風水の初級・中級の講座... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2005年09月19日 01:28

この日記へのコメント:

田中さん、こんばんは。ご無沙汰しております。
風水など占いのものは基本的には隠学で、一般的な科学などの顕学と違う学問です。
中国大陸では、占術と占術思想の方面まだ完全に開放してません。いいなのはもう違法のことと見なくなって、これから盛んで行けると思います。
正直に言うと、漢文化の精華は占術思想に含んでいるので、これを開放したら…

書いた人 : 2005年10月03日 23:52

陳先生、こんにちわ。ご無沙汰しておりました。

ネットと改革解放で、占いの世界も大きく変わりそうですね。
上の記事の風水バッシングも、もしかすると共産党が引っ張っているのかも…と思ってしまいました。

書いた人 田中 : 2005年10月05日 03:25

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