その気

占い情報発信blog : 大久保占い日記

 占いをやっていると、ついつい「自分が天才のような気」になってしまうことが多々あると思います。私も占いを勉強しはじめた頃は、「うお、当たってる!俺ってすげェ!」と小躍りして勘違いしていたのですが、ひょんな事からニフティのFFORTEに出会い、上には上がいることを知って一発で目が覚めました。
 占いに手を染めて、早い時期にFFORTEに出会えたのは幸運だったと思います。勘違いしたまま占いの勉強を続けていたら、きっと自分は社会不適合者になっていたろうと確信しています。それだけに勘違いして威張り続けている同好の士を見るのは、哀しいというか、自分の恥部を見ているようで恥ずかしくもあります。
 先日のことですが、インドマスターのK氏とチャットで馬鹿話をしていた際「プロ」を名乗る占い師の方がバッタリと入ってきました。やたらと横柄で偉そうです。
 「僕は12の占いが使えるんだ。君は何をやってるの?紫微斗数?ふーん。なに派?」
 と聞かれました。派と言われてもピンと来ませんでしたので、「まだ勉強中です。とりあえずは南派に入ると思います」と答えました。すると、
 「南派。うーん今流行のやつだね。他にも派があるんだよ」
 と返答されたので、北派の紫微斗数について何かご存知ですか、と聞いたところ、
 「ああ、僕は両方できるよ」
 とおっしゃるではありませんか。北派を使える人に出会えるとは何たる幸運、喜び勇んで文献についてや、誰から伝授されたのかを聞いたところ、
 「文献の名前…うーん僕の持ってるのは表紙の漢字がかすれてて読めないから…」
 「師匠に教わった。師匠は何人かって?中国人だと思う。名前で解るって?名前も解らないから…」
 「実際の鑑定法は…うーん、他のと大体は一緒で、星の意味が違うくらいだから…」
 その後黒門先生のHPで見た「十八飛星策天紫微斗数」について聞いたところ、「師匠に聞いてくる」と言ったままチャットを落ちてしまわれました。
 開いた口が塞がりません。知ったかぶりレベルの私にしったかぶりをして撃退される人間がいるとは驚きです。占いをやる人間はちょっと知ったらえばる、と内藤文穏先生の本に書かれておりましたが、ちょっと知るのちょっとはこのレベルまでちょっとなのか、と腰が抜けるような思いをしてしまいました。
 しかしそれ以上に思ったのは、これってロクな大人を見ていない子供の行動と同じなのではないか、ということです。いい大人が占いを学んで、精神を退行させて、一体何になるのか。自らの幸福という観点から見ても、こういった「俺は偉いぜ!」的な勘違いはプラスになるとは到底思えません。
 こうやって人の悪口?を書いている所を見ると、私もまだまだ勘違いが抜けていないのかも知れませんが、これから占いを始めてみよう!という方は、是非一度FFORTEのログ倉庫を開かれることをお勧めします。



2003年03月07日

書いた人 田中 :

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